関戸砦（成田市関戸字浅間谷津）

＊ラフ図の作成に際しては『成田市史』の図を参考にした。

　関戸砦の場所はこの辺り。

　　根木名川と取香川に挟まれた台地上全域に広がる城跡で、腰郭・空堀等が残されている。この城跡は昭和５７年のJR成田新線のための開発に伴って発見されたもので、地元の古老も知らなかったという。記録にも全く現れてこず、伝承もまるでない。

　城跡に浅間神社・香取神社という２つの神社がある。成田新線の工事のため、半分は破壊されているが、残りは畑地になって残っている。単郭式で規模はあまり大きくない。しかし、ここは城跡ではない可能性が高いと思う。

　関戸砦を南側から見たところ。単郭の砦跡だが、主郭部の北側をJRの成田空港線の線路が横切っている。残りの部分は畑地になっている。